【タタールスタン観光】ヴォルガ河畔の街カザンの川や湖

ヴォルガ川

 ヴォルガ川（Река Волга / Идел елгасы）はヨーロッパ最長の川で、「ロシアの母なる川」とよばれる。モスクワとペテルブルクの間あたりに源流がある。そこから東に流れ、ニジニ・ノヴゴロドを通りカザンのあたりで南に流れを変え、カスピ海に注いでいる。全長３６９０ｋｍ。

カザンカ側との合流点のあたり。非常に川幅が広い。この川を船で南に下りボルガルなどへ行くことができる。

冬の凍ったヴォルガ川には車道ができる。歩いて渡ることもできる。

カザンカ川

 カザンカ川（Река Казанка / Казансу елгасы）は、ヴォルガ川の支流。アルスク周辺に端を発し、カザン・クレムリンのあたりでヴォルガ川と合流点する。全長１４２ｋｍ。

 北岸には砂浜があり、そこからはクレムリンが良く見える。

南岸から北側の眺め。北岸には高層マンションが立ち並んでいる。

冬の凍ったカザンカ川。

ボラク運河

 ボラク運河（Булак / Болак）は、下カバン湖からカザンカ川へと流れる運河。長さは１．５ｋｍほど。

夏の間は噴水が稼働する。冬になると完全に凍結する。

雪解けの季節。

下カバン湖

 下カバン湖（Ближний Кабан / Бирге Кабан）は、三つあるカバン湖のうち一番北にある湖。周辺にはカザンの観光名所が集まる。

ホテルのヘリポートから見た湖の全景。手前には建都１０００周年記念公園がある。

 湖の西側にはタタール村がある。

湖畔の道。冬の間は凍結し、湖の上に道ができる。４月まで凍っている。湖の北側には三角屋根が特徴のカマル劇場がある。

湖の東側には公園やホテルがある。

上カバン湖

 上カバン湖（Верхний Кабан / Югары Кабан）は、三つあるカバン湖のうち一番南にある湖。三つの中では一番小さい。

４月に行ったときはまだ凍っていた。青いドームのシャミル・モスクが目立つ。

シャミル・モスク前にある桟橋から。

 青い湖（Голубое озеро / Зәңгәр күл）は、カザンの北のはずれ、カザンカ川沿いに点在する小さな湖。その名の通り青いことで知られる。

水が湧いているところは、湖底が青みがかっている。

水質は大変良く、季節を問わず人が泳ぎに来る。湧水の温度は一定で、冬でも凍らない。

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