2015年10月20日火曜日

【ニュース】タタール語を学ぶスウェーデン人「英語でタタール語を学べる本がない」


スウェーデン人のピエール・アベルクさんは、ロシアで(話者数が)二番目の言語であるタタール語に興味を持ったが、スウェーデン語や英語でタタール語を学ぶことがほとんどできず、タタール語はロシア語で学ぶしかないと話す。

私たちはタタール語を自ら興味を持って学ぶ外国人の紹介を続けている。ただ、英語や他の外国語でのタタール語教材がほとんどないことは興味深い。存在する数少ないサイトや質の高い教材は、基本的にロシア語だ。

このような条件下で外国人はどうタタール語を学ぶのか?スウェーデンのピエール・アベルクさんもこの問題に直面した。彼はロシア語が少し分かるが、タタール語を他の言語で学ぶのは難しいという。

ピエールさんはなぜタタール語を学ぶのか?私たちはこのことについて彼本人にインタビューした。

記者:ピエールさん、自己紹介をお願いします。生まれはどこですか?

ピエールさん:私はスウェーデンのウメオという町で生まれました。今私はスウェーデン北部にあるハパランダという小さな町に住んでおり、そこにある大学で学んでいます。

記者:いくつの言語が話せますか?

ピエールさん:スウェーデン語、ノルウェー語、英語、ロシア語ができます。他のいくつかの言語でも多少話すことができます。タタール語にとても興味があります。

記者:ロシア語から始めましょう。この言語への興味はどのようにして生まれましたか?

ピエールさん:ロシア語はかなり前から独学していました。2014年に私は仕事をやめ、ハパランダにロシア語を学ぶために引っ越しました。ロシア語は私にとって非常に難しい言語です。特にロシア語の文法は、英語やスウェーデン語と比べると難しいです。


記者:なぜタタール語の勉強を始めましたか?

ピエールさん:タタール語はロシアでは話者数で二番目です。そのため私はタタール語でいくつかの表現を学ぶのは面白いだろうと考えました。

最初は、全ての民族語でいくつかの単語を覚えたいと思っていました。しかしタタールスタンに来て、私はタタール語の美しさに感動しました。そのため、この言語にとても興味を持ちました。私はトルコ語とペルシャ語が少しわかりますが、東方の言語のうち、私にはタタール語が一番美しく感じられます。

記者:タタール語をどうやって勉強していますか?

ピエールさん:まず、インターネットで世界中の多くの友人とタタール語でやり取りしています。実際にコミュニケーションをとることが非常に効果的です。

次に、YouTubeで「私はタタール語を話します」というビデオ講座を見ています。

教科書はというと、使っていません。なぜなら、残念ながら、スウェーデン語や英語で書かれたタタール語の教科書を一つも見つけられなかったからです。

記者:タタール語は難しいと思いますか?

ピエールさん:私にとって一番難しいのは、タタール語を学ぶための本や情報を見つけることです。それらのほとんどはロシア語で書かれています。他の言語でタタール語を学ぶのは難しいです。

私はいつもロシア語のサイトを使いますが、ロシア語は私の母語ではないので、これはとても難しいです。幸運なことに、良き友人たちが助けてくれています。

記者:タタール文化では何に興味がありますか?

ピエールさん:私にとってカザンは、ロシアの共和国で最も美しい街です。ただ残念ながら、まだそこに行ったことがありません。

タタールスタンの人々は私にとって、とても友好的で暖かく感じられます。彼らの人生観や価値観はロシアの他の民族とかなり異なると思います。

一回リガでタタール人の画家と会ったことがあります。彼は私に絵をプレゼントしました。「君はタタール語が良くできるね、是非私の絵をプレゼントしたい」と彼は言いました。

記者:スウェーデンでは言語の保護のためにどのようなことが行われていますか?

ピエールさん:私はロシアでの状況を知りません。スウェーデンでは、「母語教育」というシステムがあります。それに基づき、母語がスウェーデン語ではない子供は週に一回学校で母語の教師のところへ行き、母語を学ぶことができます。

記者:スウェーデンのタタール人と会ったことはありますか?

ピエールさん:私の街にはタタール人がとても少ないです。そのため彼らのイベントについては知りません。

ストックホルムにタタール人団体があることは知っていますが、残念ながら私は遠いところに住んでいるのでそこに通うのは難しいです。

http://www.azatliq.mobi/a/27314682.html


ブログランキングに参加中です。
どちらかのバナーをクリックして、私たちの応援をよろしくお願いいたします!
そのほか、素敵なロシア・中央アジア情報にも出会えるかも?


にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ にほんブログ村 海外生活ブログ 中央アジア情報へ

0 件のコメント:

コメントを投稿