12月5日はカザンのタタール人学校のイベントに参加してきた。日本でいう中学生以上の男子学生が学ぶ男子校で、カザンのみならずロシアでも指折りの優秀な学校だそうで、モスクワやペテルブルクの大学だけでなく、海外に進学する生徒も多いらしい。
行われたイベントは「タタール語プロジェクト見本市」という名前で、タタール語で作られた様々なゲームやアプリ、漫画、雑誌、ガイドブックなどが展示されていた。タタール語ではそういったものが乏しく、このイベントはそんなタタール語の保護・振興に寄与することを目的として行われた。
タタール語に翻訳されたアメリカのコミックスの一部。
タタール語に翻訳された漫画・コミックスは存在しないため、ここの子供たちは必然的にロシア語で読むことになる。
コミックスの翻訳は、タタール語の普及につながるいいアイデアかもしれない。
言葉遊びゲーム。選んだ三枚カードに書かれた言葉から連想される一つの言葉を考えるゲーム。
英語とタタール語の単語カード。どちらかを隠してクイズを出したり、勉強したりすることができる。
タタール語で書かれた教材がないため、外国語を学ぶとなると、どうしてもロシア語で書かれたものを使わざるを得ない。
ロシア語を介さず、直接タタール語で外国語を学べるようにすることは、間違いなくタタール語の発展につながるだろう。
タタール語で書かれたガイドブック。ヨーロッパの国のものが中心だ。
タタール語で書かれたガイドブックやサイトはなく、ロシア語で書かれたものから情報を得るしかない。
これもまた、タタール語の使用領域を増やすいいアイデアだと思う。
タタール語のなぞなぞカード。やってみたが、解けなかった。
こちらは、タタール語を使って遊ぶすごろくのようなゲーム。大変良くできており、商品化の段階にあるそうだ。
こちらも双六のようなゲーム。5秒以内にクイズに答えなければならない。
他にも、写真には載せられなかった生徒手作りのサイトやアプリが紹介されていた。取り組み自体も素晴らしいし、生徒たちの発想の豊かさと教育レベルの高さに驚かされた。
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