2015年8月8日 Азатлык
Радиосы
東京で行われているタタール語講座に通う田口智大さんはまだ18歳。現在、慶応大学で学んでいる。チュルク諸語に関心があり、タタールスタンを訪れてみたいという。
タタール語を学びたいという人々は、タタール人が多くないところでも見られる。私たちは、自ら望み、好きでタタール語を勉強する外国人の紹介を続ける。
タタール語を学んでいるイギリスのアダム・レントンさん、フィンランドのロビン・イストンさん、ロシア連邦ダゲスタン共和国のサアドゥッラ・エフメトガジエフさんは、こんにち自分たちの母語を知らない、もしくは知りたいと思わないタタール人の若者たちへの見本となりうる。同時に、それは若者たちにとって強いモチベーションとなっている。なぜなら、タタール語に興味を持つことが21世紀でもアクチュアルかつ重要であることを示しているからだ。
タタール語講座は多くの国で行われている。例えば、パリではタタール語を学びたい人たちのための講座がある。2014年11月からは東京でもタタール語講座が行われている。授業は毎週日曜日にある。
現在、三回目のセメスターが終わり、9月に新しいセメスターが始まる。この講座に20人ほどの日本人が通っていることはすでにお伝えした。私たちは読者の皆様に、この講座に通う日本人の若者の紹介を始めた。今日は私たちが田口智大さんと、彼のタタール語への興味について行った対談をご紹介する。
田口さんは富山で生まれ、今は慶応大学で学んでいる。驚くことに田口さんは私たちの質問にキリル文字の標準タタール語で返事をし、間違いはほとんどなかった。
記者:田口さん、タタール語を学びたいという気持ちはどのようにして生まれたのですか?
田口さん:私は外国語に興味があります。特にチュルク諸語に強い関心があります。タタール語はチュルク諸語の一つです。そのためタタール語を学びたいという思いが生まれました。
記者:東京で行われている講座についてどうやって知りましたか?
田口さん:ツイッターで知りました。ツイッターの友人たちには様々な言語に興味を持っている人が多く、ニュースフィードで東京でタタール語講座が行われるというニュースを見ました。その後、受講することに決めました。
記者:授業はどのように行われますか?気に入っていますか?
田口さん:講座は素晴らしいです。先生の唐澤ギュルナラさんは多くの言語を知っているので、ロシア語がわかる受講者にはロシア語で、トルコ語がわかる受講者にはトルコ語で上手に説明できます。もちろん授業では普通、タタール語だけが使われます。私はこの講座がとても気に入っています。
記者:カザンに行きたいですか?
田口さん:はい、もちろん!「ドム・チャヤ」というレストランでタタール料理を食べたいです。
記者:タタール語はあなたにとって難しいですか?
田口さん:私にとってはタタール語は少しだけ難しいと思います。なぜならタタール語は発音がかなり複雑だからです。私はロシア語があまりわからないのですが、タタール語の辞書や文法書はほとんどロシア語で書かれています。この点がとても大変です。
記者:他にどんな言語を話せますか?
田口さん:私は色々な言語に興味があります。日本語以外に英語、ドイツ語、フランス語、アルメニア語ができます。
記者:タタール人の何が好きですか?
田口さん:料理です!時々タタール語の先生の友達がタタール料理を作ってきます。例えば、オシポシマクやペレメシが好きです。とてもおいしく、大変気に入っています。タタール料理を作る講座に是非参加したいです。また、タタールの歌も好きです。私が一番好きな歌は「Аерылмагыз(別れないで)」です。
記者:将来の計画は?
田口さん:タタール語に関してしたいことは、タタールスタンに行ってタタール語で人々と話すことです。
このように、返事は短かったものの、田口さんはタタール語を然るべきレベルで習得していることを示した。
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