土曜日の昼、今年の夏にオープンしたタタール料理のファストフード店「テュベテイ」に行ってきた。
テュベテイとは、タタール人の伝統的な円筒形の帽子の名前。店舗の形もそれをイメージしているようだ。記念すべき一号店はカザン駅の近くにある。
メニューは主に7つの代表的なタタール料理と、セット、飲み物からなる。
店員はタタール語・ロシア語・英語の三言語に対応している。接客も丁寧だ。
ちょうど三人で来たので、それぞれタタール語・ロシア語・英語で注文してみることにした。
筆者はタタール語で一番左のエレシュを注文した。
箱はタタールの伝統的な模様がデザインされており、側面には有名なタタール人の言葉が三言語で書かれている。
小さなお手拭も付いてくる。これも三言語表記になっている。
ロシア語のできる友人はロシア語でオシポシマクとブリヨンスープを注文した。こちらも形がきれいで、味もおいしかったようだ。
もう一人の友人は英語でクストゥブイを注文。こちらは紙袋に二つ入っていた。
ファストフードということで、注文してからすぐに提供される。それでいて、店で提供されるものに引けを取らないほど美味しかったのは驚きだった。
ただ、まわりに落ち着いて食べられる場所がないのが難点。特にこれから寒くなるので、そのあたりは工夫の余地がありそうだ。
これから他の場所にも出店予定とのこと。より立ち寄るのに便利な場所にあってほしいところだ。
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