2015年12月21日 Азатлык радиосы
田口さん |
12月19日に慶応大学でロシア語フェスタが行われた。ロシアにはロシア人以外の民族もいることを紹介したいと考えた田口智大さんは、タタール語・文化に関するポスターを制作した。
日本では常にタタールに関するイベントが行われている。最近ではタタール文化の日が行われた。このイベントはタタールスタン政府の協力のもと、マルジャーニー歴史研究所が催したものだ。
いくつかの面白いイベントは国によってではなく、タタール語が好きな日本人の若者たちによって行われている。12月19日に慶応大学で行われたロシア語フェスタで、タタール語を学んでいる田口智大さんがタタール語・文化について発表した。多くの人が、ロシアに他の民族も住んでいることを知らないのが発表の理由だと彼は説明した。
田口さんは大学で行われたイベントについて私たちにのインタビューに答えた。
記者:田口さん、これはどんなイベントでしたか?誰が催しましたか?
田口さんが制作したポスター |
田口さん:毎年慶応大学ではロシア語フェスタが行われています。今年も大学の横浜にあるキャンパスで行われました。イベントは慶応大学でロシア語を学んでいる学生が催しています。彼らは基本的に、自然科学・技術、文学・言語学、法学系の学部や、外国語センターで学ぶ学生です。
イベントではある学生のグループがロシア語の詩を朗読しました。他のグループはロシアの民族料理を紹介しました。イベントは5時間ほど続きました。私はタタール人について話しました。
記者:タタール人について自分で話すことにしましたか?それとも誰かが勧めたのですか?
田口さん:イベントではロシア文化に関する内容がとても多かったですが、私の考えでは、ロシアという国をそれだけで理解することはできません。ロシア人以外にも多くの民族がいるからです。
それで、私はタタール語を学んだので、タタール語について話そうと思いました。これはイベントでの私のオリジナリティーになりました。しかしもちろん、これだけでは十分ではありません。ロシアにはより多くの民族が住んでいるからです。
記者:どんなことを話しましたか?
田口さん:プレゼンの名前は、「タタール語って何?」でした。タタール語の紹介をしました。なぜなら私はタタール語を学んでいて、(タタール語は)タタールに関することで私が一番よく知っているものだからです。時間がもっとあれば、タタール料理についても話したかったですが、できませんでした。
プレゼンでは、現在のタタール語についての概要、タタール人、タタール語の正書法、タタール語の簡単な文法、あいさつ、東京のタタール語講座について話しました。また、テュベテイ(タタールの民族帽)をかぶって、見せました。
記者:興味を持つ人はいましたか?どんな質問がありましたか?
田口さん:もちろん、何人かは私に「とても面白い」と言いました。彼らはロシアに大変興味を持っています。彼らは「ロシアの全く別の顔を見ることができた」と言いました。
ほとんどの人がタタール人、タタールスタンについて全く知りませんでした。日本でこういった形でタタールを紹介できてとてもうれしいです。
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